re:structure

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「残業学」のこと。

こんにちは、re:structureです。

春は異動の季節ですね。自分は異動はなかったのですが、今まで1番下の役職(肩書き?)だったのが、下から2番目の役職に昇進することになりました。

そんなわけで来年度からの抱負ですが、ちょっとずつ残業を減らしていこうと思っています。

会社員人生を10年近く続ける中、だんだん自分より若い社員も増えてきます。自分の周りでは割と残業を厭わない人も多いと感じますが、自分たち世代があまりだらだら残業して悪い見本にならないようにしていきたいと思っています。

そんな中で最近読んだ本が、中原淳さんの「残業学」です。

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以下、個人的に記憶に残った箇所のメモです。

・残業武勇伝は時代遅れ。
長時間労働のリスクは大きく2つ。
 1.健康リスク
 2.学びのリスク(→キャリアのマルチステージ化に対応できなくなる。)
・日本の職場特有の「2つの無限」
 1.時間の無限性
 2.仕事の無限性→「どこまでが誰の仕事か」という区切りがつけにくい。
・残業45〜60時間までは主観的幸福感が低下するが、それを超えると上昇する(→フロー状態)。
・「残業麻痺」の問題点
 →終身雇用と出世への期待は、以前と比べて裏切られる可能性が高まっている。
・長時間働いたという達成感を成長と勘違いしていないか。
・残業インフルエンサー→フェイク残業を生み出す危険性。
・必要なのは学習棄却(→過去の成功体験を捨てる。)
・希望のマネジメント
 1.ジャッジ力
 →不確実な状況でも一貫した軸をもって迅速に状況判断・指示する能力
 2.グリップ力
 →現場の状況や進捗を把握する能力
 3.チーム・アップ力
 →オープンで風通しよく、活発にコミュニケーションをする能力
つまり、やらないことをジャッジし、仕事を無限に生み出すのを止めるべき。
・コミュニケーションは2割増しで
・抱え込み上司にならないように。
・会議の無駄削減
 1.会議の所要時間に制限が設けられている。
 2.終了後、司会者が決定事項と次に行うことを明確にしている。
・「経験の量」から「経験の質」に。

要約としては、長時間残業=成果・成長という考え方から脱却して、いかに短時間で成果を出すか、という考え方にシフトしていかないといけない(時代から取り残される)ということかと思います。

自分は元々、仕事に対してある程度の時間をかけてもやるべきことはちゃんとやるべきという考え方を持っていました。が、最近になって、過去の自分の方法に固執しているのではないかと思うようになってきました。

本の中でも「学習棄却」という言葉が出てきますが、「今までこれだけの時間をかけてやってきたから、これからもこれだけの時間をかけてやる」ではなく、いかに時間をかけずに、今までと同じでなく、「本質的に必要なもの」を生み出していくか(=残していくか)ということを考えていかないといけないと思いました。(特に事務的な仕事に関しては。)

あと、本の中では「長時間働いたという達成感を成長と勘違いしていないか」という言葉もありました。自分は基本的に、早く仕事を覚える(成長する)という意味で短期的に仕事を叩き込む時期があってもいいと思っています。が、それはあくまで一時的なものであって、特に「長時間働いた」ことだけを持って「成長」と勘違いしてしまうと、長い目で見た時にその方法に固執してしまうのではないかと思うようになりました。

あと、マネジメントの中で「不確実な状況でも一貫した軸をもって迅速に状況判断・指示する能力(=ジャッジ力)」が必要という指摘もありました。個人的にはこれが自分には不足してるような気がします。自分の場合、どちらかというとある程度情報を集めて確実性が高まってからでないと判断を躊躇することが多いのですが、自分の中で一つの軸や判断基準を持って、迅速に判断する能力も今後身につけていかないとなと思いました。(ただし、それはあくまで自分が判断を求められる立場になってからの話であって、自分が一担当者である間は、効果的な意思決定のために必要な情報をしっかり集める(=裏をとる)ことも大切とは思っています。)

そんなこんなで、学ぶことがたくさんありました。

以下のページの「「希望の残業学」調査レポート 」でも面白い記事が載っていますので、興味がある方はぜひ。

rc.persol-group.co.jp